自律走行ロボット(じりつそうこうロボット、英語: Autonomous Mobile Robot、略称: AMR、もしくは自律走行搬送ロボット)とは、搬送機器の一つ。
AGV (Automated guided vehicle) と呼ばれる搬送ロボットが走行のために磁気テープなどの誘導装置を必要とする一方、AMR はセンサーなどで経路を把握し、自律的に走行することができる。
概要
ロボットの自律走行には、ロボットが自己位置と周囲の環境(どこに障害物があり、どこが走行可能なのか)を把握する必要があるが、SLAM技術の登場によりこれが実現した。またセンサーを搭載するため、人間などが走行経路を遮った場合は自動で減速または停止し、危険を回避することが可能である。そのため、安全上の問題から AGV では実現が難しい人間が活動する空間での運用に向く。
用途の一例として食事(料理)搬送用が挙げられ、これは病院、福祉施設等で多数の部屋に配送するものと、飲食店でテーブル間を巡って搬送するものに大別される。
脚注
関連項目
- 無人地上車両
- 無人搬送車
外部リンク
- SLAMとは(自律走行ロボット) - Robot-tech.jp
- 自律移動ロボットとは?製造業へ与える影響から注意点まで




